山下レディースクリニック
初めてのAIH
2008年1月16日
こんばんは。
今日初めてAIHを行い、4点疑問に思うことがあり質問させていただきました。
@昨日の15時の診察の時点で卵胞径18ミリ、hcgを打ちました。
今日10時にAIHを行いましたが早すぎる事はないでしょうか?
A明日排卵しているかの確認をしに病院へは行くのですが、
AIHを行う前に排卵をしていないかの確認をしませんでした。
それは通常なのでしょうか?
B精子の運動率が15%で、処理をして60%まで運動率をあげたので、
妊娠には影響はありませんを言われたのですが、どういう処理を行って運動率があがるのでしょうか?
(ちなみに精子検査の時は運動率80%でした)
CAIHの前後に夫婦生活はもたない方がいいのでしょうか?
その場合、前後何日くらいあけた方がいいでしょうか?
長くなってしまい申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
くわしい治療内容がわかりませんが、毎月、正常に排卵がある方が、自然周期でAIHを受けておられる場合、hCGを打つ以前に、ご本人のLHサージ(黄体ホルモンの大放出)が起こって、すでに排卵が促されている場合がありますので、今回の場合、hCGの注射から40時間以内に排卵が起こると思われます。
夫婦生活や人工授精のタイミングとしては、排卵日当日、排卵日前日、排卵日翌日の順で妊娠しやすくなっています。LHサージが起こっていないことが確実なのであれば、36時間後くらいがタイミングとしては理想的でしょうが、確認できていないとすれば、翌日のAIHのほうがよいケースもあるでしょう。
なお、AIHを行うときには、通常、排卵しているかどうかを確認しますが、前日の午後には排卵していなかったということですから、仮にその日の朝までに排卵していたとしても、AIHとしては有効なタイミングです。
それから、精液の件ですが、原液には子宮を収縮させるプロスタグランディンが含まれていますし、雑菌が含まれていることもありますので、腹痛や炎症を起こす可能性があり、そのまま子宮内に入れる方法はおすすめできません。そこで通常は、精子を洗浄、濃縮するため、精液を専用の液体に加え遠心分離機にかけます。こうして下に沈んだ元気な精子のみを使って、AIHや体外受精などを行います。
AIH後の夫婦生活については、無理がない程度に積極的に持たれて、チャンスを増やされるのがよいと思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
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最初は病院に通うのもドキ×2で子供ができなかったらどうしよう?など色々不安でしたが、山下先生や看護師さん 受付けの方がとても親切で、とても安心して通うことができました。ありがとうございました。無事に赤ちゃんも授かりとっっても嬉しいです。まだまだこれからの不安もあると思いますが何かあったら山下レディースクリニックへ相談しようと思います。
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