山下レディースクリニック
AIHのタイミングについて
2008年5月19日
山下先生。いつも大変為になるお返事有難うございます。1点だけ質問させてください(過去の質問とかぶっていたら恐縮です)
先日AIHを実施しました。主人の精子が洗浄前、4200万/運動率25%でした。(2ヶ月近く射精せず、毎回AIHの時だけ出すという感じです)
AIHの際に注射するHCGについて質問です。
AIH当日にする場合と前日にする場合の違いを聞いたら、排卵している人は当日、していないと思われる人は前日にしている。と聞きました。私は当日にいつもしているのですが、注射後の排卵は36時間後〜40時間と調べたらありました。精子も3〜4日は普通は生存しているが、実際の受精能力は6時間〜12時間と書いてあるところもありました。
人それぞれ、断定することは出来ないと分ってはおりますが、このような運動率で、3日近く生きているとはどうしても思えず不安です。排卵が36時間後ならば前日に注射した方が精子の受精能力も短縮できるのでは。。と素人ながら思ってしまうのですが間違いでしょうか?運動率25%でもAIHで希望が持てますでしょうか?このまま回数を重ねて薬漬けになるのも不安です。是非アドバイスいただけたら嬉しく思います。
宜しくお願いいたします!!
hCGの注射は、排卵の引き金役としての目的と排卵後の黄体補充の目的が考えられます。 AIHのタイミングを合わせるために投与する場合は、LHサージが起こっていない時には36〜40時間前に打つのがいいと思います。ただし、卵胞の成熟が不十分で早すぎるタイミングであれば、排卵できずに終わることがあるため注意が必要です。もしLHサージが起こっている場合には、いつ排卵が起こるかわかりませんのでできるだけ早いうちにAIHをおこないます。その場合は、AIH時にhCGを打てばいいでしょう。AIHを行う時点で排卵が終了していれば、hCGの注射は黄体補充の意味と考えてください。 これは、あくまで私の考えです。今後の参考にしてください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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前医での治療方針に不安を感じ、一度病院を変えてみようと思い山下レディースクリニックに通い始めたのが約1年前でした。先の見えない不安や主人とのけんか等何度も涙を流しましたが、病院に来て温かい言葉をかけて頂き、治療を続けることが出来、待望の赤ちゃんを授かることができました。先生始め、スタッフの皆様方、本当にありがとうございました。
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