山下レディースクリニック
AIHについて
2008年10月7日
以前もお世話になったアンザック(34歳)です。
今回、AIHについてお伺いしたいと思い書き込みさせていただきました。フーナーテスト不良、精液所見は問題がなく今まで継続して4回AIHを行いましたが、いずれも妊娠には至っておりません。
初回は自然周期で周期18日目でAIH
2回目はセロフェンを2錠ずつ5日間服用後周期14日目でAIH
3回目はセロフェンを1錠ずつ5日間服用後周期14日目でAIH
(2回目で子宮内膜が薄くなってしまったため薬の量を減らし ました)
4回目はセキソビットを服用後、数回のhmg後周期21日目でAIH
(2,3回目よりも若干子宮内膜は厚くなったとのこと)
AIHはだいたい6回程をめどにして体外受精に変更する方が妊娠の可能性が高まるという認識でおりますが、金銭的な面と精神的な面からなかなか体外受精に踏み込めない気持ちがあり悩んでおります。
AIHの成功率を上げるために他に出来ることはないでしょうか。
※治療を一度休んで再開すると妊娠率は上がるものなのでしょうか。(特に卵巣が腫れたりはしておりません。)※自然周期で排卵した卵子と排卵誘発剤を使って排卵した場合の卵子では質や妊娠率は違うものなのでしょうか。※排卵するまでに日数を要してしまうと卵子の質が落ちてしまうようなことがあるのでしょうか?4回目のAIHの際、薬があまり効かず、その後に何度かhmgを打ち、やっと卵胞が育ち21日目にAIHを行いました。※周期は自然周期でも排卵するので、薬の副作用で内膜が薄くなってしまうのであれば自然周期でのAIHをもう少し試したほうがいいのでしょうか。
Drには「AIHで結果の出る人は6回目までには妊娠するので、それでダメであれば体外受精を考えた方がいい」という話を何度もされているので後2回しかないと思うと精神的に辛くなってきてしまい年齢のことを考えると体外受精を考えた方がいいということも分かるのですが、今後どういう治療法に進んでいったらいいのか悩んでいます。
長々と書いてしまい申し訳ありません。何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
当院では、AIHは基本的にクロミフェン製剤(セロフェン、クロ ミッドなど)を併用して行っています。「セロフェン」で順調に卵胞が成長されていたのであれば、セロフェン を使われてもいいと思いますよ。子宮内膜については、どの程度、薄いのでしょうか? クロミフェン製剤には、抗エストロゲン作用がありますので、一時的に 子宮内膜が薄くなる方がありますが、服用を中止されるとまた厚くなってきます。問題は、着床に時期にどの程度の厚さがあるかということになります。つまり、高温期中期に8ミリあればご心配はありません。
AIHの回数についても、AIHという手法で妊娠された方の9割が6回目までに妊娠されているから、6回が目処になっているだけで、残る1割の方はそれ以上続けたからこそ妊娠されているのです。6回で区切りをつけるかどうかは、ご夫婦の考え方や事情によると思ってください。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
毎月やって来る不安と期待。みんな同じ不安や悩みをかかえているけど、ここに来ることでどこか安心感を感じていました。とにかく、そんな毎日をストレスフルに感じなく心がけて「また次!」の前向きな気持ちと山下先生をとにかく信じる事で、きっと明るい未来が来るはずです!がんばりすぎない気持ちが、大切だと思いました。
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