山下レディースクリニック
AIHの際の激痛について
2009年2月19日
初めまして。
別の病院で治療を受けているので恐縮なのですが、ぜひ先生にご相談したくよろしくお願いいたします。
現在39歳で、6回のAIHを終え、現在クロミッドを服用中です。
AIHは最初の5回は院長が施術してくださったのですが、いつも施術中も激痛をともない、施術終了後も5分ほど台の上で丸まって痛みが消えるのをこらえています。
院長のお話では、私の子宮入り口が蛇行しており、器具が挿入しにくいためいつもその器具がぶつかって痛いのだろうということでした。
いつもかなり痛いので、だんだんAIH自体を受けることが憂鬱になってきていたのですが、先日だけは副院長に施術していただきました。
すると全く痛みはなく、いつ施術が終わったのかもわからないほどでした。
副院長に施術がしにくかったのではないかとお尋ねしてみましたが、特にそんなことはなかったとのご返事でした。
院長に施術していただく際はいつも激痛をともなうこと、その原因は入り口が蛇行しているかららしいことを副院長にお伝えしたところ、子宮の位置は固定されてないからじゃないかとのことでしたが、この一件ですっかり院長の施術の腕が信じられなくなってしまいました。
このAIHの際の激痛がストレスとなって、よりいっそう妊娠の可能性が低くなるということは考えられるでしょうか。
また、前回は内膜が薄すぎて膣座薬と下腹部に貼るシールにてホルモンを追加したのですが妊娠にいたりませんでした。
クロミッドを飲み続けていることと因果関係は考えられるでしょうか(クロミッドは3、4周期飲み続けています)。
上記2点についてのアドバイスによりましては、違う病院へ通うことも考えるつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
AIHの際、5分間、背を丸めて耐えなければならないほどの激痛がともなうとのこと。それは、精神的にもつらいですね。原液を入れる場合などは、精液中にプロスタグランディンという子宮を収縮させる成分が入っているため、 強い痛みを感じることがありますが、精子を洗浄・濃縮している場合は、やはりカテーテルを挿入する際の物理的な痛みでしょう。いずれにいたしましても、痛みを感じること自体が妊娠率を下げることにはつながらないと考えます。
確かに、クロミフェン製剤は、内膜を薄くする副作用が出る場合もあります。ただし、服用を中止すると厚みも回復します。つまり、AIH時に 内膜が若干薄くても、着床時期の高温期中期に8ミリあれば妊娠の可能性は十分にあります。ご確認されたことはありますか?
なお、当院では、AIH時にクロミフェン製剤を併用することで、
全国的にも高い妊娠率をキープしております。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
何気なく始まった通院も、ふり返ってみればあっという間でした。先が見えず、検査結果もおもわしくなく、すごくおちこんだ時もありましたが、考えこんでも仕方ない、前をむこうというプラスの気持ちでいる事を教えてもらった気がします。ふと、執着心をなくした時に授かったので、リフレッシュが大切なんだとつくづく感じました。約2年間本当にありがとうございました。
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