山下レディースクリニック
AIHをとばすことはありますか?
2005年11月11日
以前質問したときは丁寧なご回答ありがとうございました。
また質問ですがお願いいたします。
誘発剤・HMG・HCGでのタイミングで半年が経ちました。
主人の精液検査は良好です。
私のほうは、時間はかかりますが一応排卵はしています。
卵管造影検査では左側に少し癒着があるそうです。
あとは男性ホルモンの値が高いためデカドロンという薬と、カバサールを飲んでいます。
ちなみにフーナーテストの結果もよかったです。
病院の先生から次のステップにラパロか体外受精を薦められました。
私は26歳ですし、AIHをとばすことはあるんでしょうか?
まだ1度もAIHをしたことはありません。
わからないのでちょっと驚いています。
お忙しいとは思いますが、ご回答宜しくお願いいたします。
そうですね。
不妊治療を始められる前までの歴史がどうだったのかということもありますが、治療開始されてからだけに限って言えば、
まだタイミング半年、26歳という年齢で、すぐに体外授精かラパロというのも確かに、ちょっと飛躍しすぎかという感じもありますね。あなたの妊娠しにくいメインの原因を、卵管因子と考えるか、排卵障害と考えるかにもよるでしょうが、ラパロや体外授精というのは、基本的には、卵管因子のせいで妊娠しないということを強く疑ったときの選択肢でしょう。左に若干癒着があるのではということですが、もし左が完全に閉塞していたとしても
卵管は片方がちゃんと機能していれば、十分タイミングや人工授精でいける可能性はあります。身体的、経済的に負担の大きい治療に行く前に、今それがベストの選択かしっかり考えて納得してからにされることをおすすめします。26歳という年齢を考えても、全然焦る段階ではありません。他院を受診してセカンドオピニオンをもとめるのもいいでしょうし、主治医に、いや、私としては人工授精をためしてみたいです、とはっきりリクエストされるもいいでしょう。
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医療に私も携わる1人ですが山下クリニックはすべてが私の理想とする病院でした。本当に色々な気持ちをかかえながらの通院でしたが、先生を信じて気楽に毎日を過せたのが良かったと思います。ありがとうございました。
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