山下レディースクリニック
排卵誘発剤の量について
2008年9月30日
次から次へと問題が生じてしまい、ついつい先生におすがりしてしまい申し訳ありません。
今回は排卵誘発剤の量についてですが、2周期前はクロミッド1錠5日と注射1回で排卵しました。前周期はセキソビットと注射これが1単位では全然大きくならず途中から2単位にして10日遅れくらいでやっとこ排卵しました。今周期はクロミッド1錠5日で診察したところほとんど変化なしだったので、更に2錠5日追加しました。が、飲み終わって次の日に診察を受けたところほとんど反応がでてなく、更なるクロミッドの追加または注射をすすめられました。とりあえずは2日ほど様子をみる予定ですが、こんなにクロミッドを追加追加して身体の負担はないのでしょうか?卵巣の腫れはないようですが、心配なのは今後クロミッドが効かなくなって、排卵するのがより困難になるのではないかということです。卵巣機能不全の治療もこんな感じなんでしょうか?
排卵は毎月無理にでもさせてるときちんと排卵するようになるんでしょうか?
排卵障害の原因はさまざまですが、根本的な治療が可能なものはごく一部です。ですから不妊治療は、原因の治療ではなく、妊娠を目指しているのです。排卵誘発剤は卵胞を育てる薬であって排卵障害を治す薬ではありませんから、薬の服用によって、いずれ排卵が自力で起こるようになるということはないでしょう。
クロミフェン製剤(クロミッド)については、施設によっては1日3錠までは増量することもあるようですが、服用中は頸管粘液の量が減るといった副作用もありますので、タイミン グ法での使用であれば、むしろ注射タイプの排卵誘発剤を慎重に増量されたほうがいいかも知れませんね。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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