山下レディースクリニック
排卵誘発剤の効果について
2009年11月15日
AMHは今年9月時点で12.1pMでした。
去年の9月に初めての採卵で、その後半年おきに2度採卵しました。
3度も排卵誘発剤を投与し、量も注射のキツさも増してきました。
期間を空けて4度目の採卵をすべきか、止めるべきか迷っております。
こんなに排卵誘発剤の注射を使用していると、よりキツく多くの量の注射でないと卵巣は反応しなくなるのでしょうか?
次は反応が悪くなるかと心配です。
身近な患者さんをみると、反応しなくなってる方が非常に多いので・・・。
(今のところ個数もそれなりに採れ、胚盤胞にもなります。)
それと今の病院は採卵周期の3日目の血液検査より前に注射の種類を決めているのですが、貴院では何を元に決められてますか?
それも大変重要だと思うのですが、質問すれば貴院の患者なら説明は受けれますか?
宜しくお願いします。
排卵誘発剤への反応性は、どの程度の数の前胞状卵胞があるかで 決まります。まさに、この数がAMHの値となって現れるのですが、AMHは加齢ととも減少していきます。つまり、体外受精や顕微授精を続けておられるうちに、排卵誘発剤への反応性が落ちてきてしまうのは、加齢による影響が 大きいのです。半年間隔で採卵をされているということですので、卵巣を休ませるという意味では十分だと考えます。『ななこ』さんのご年齢がわかりませんが、間隔をあけすぎないうちに採卵され、凍結胚盤胞移植を試されることをおすすめします。
当院では、AMHの値やそれまでの治療経過から卵巣の反応性を予測し、ある程度の採卵数が期待できそうな場合は、OHSSを回避して、母体にやさしい安全なARTを行うことを第一選択としておりますので、通常、アンタゴニスト法を選択しています。下記のページをご参考になっ てください。
http://ylc.jp/about/contents/treatment_1f.html
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
結婚して暫くすると、すぐに赤ちゃんができるものだと思っていました。ところがそんな期待とは裏腹に全くその兆候もなく、不安な気持ち一杯で不妊治療を始めることにしました。でも先生を始めスタッフの皆様のとっても親切な対応でそんな不安感はすぐ消え去り、前向きな気持ちで治療できました。本当にありがとうございました。
©山下レディースクリニック