山下レディースクリニック
誘発方法について
2009年12月2日
他院に通院しておりますが宜しくお願いします。
現在38歳、治療歴3年になります。今年4月に初めて採卵しました。ロング法でしたが2個しか採卵できず、同周期に4分割の初期胚を移植し妊娠するも6週で繋留流産、掻爬手術を受け、その後8月に凍結胚を移植しましたが陰性でした。
10月に2度目の採卵に備えマーベロン21を服用しましたが、DAY2のFSHが18.5と高かった為採卵できず、ルテジオンを21日間服用して11月に採卵予定となりました。
DAY2のFSHは3でその他のホルモン値も問題ないとのことで、DAY3からDAY5までHMGコーワ300を、DAY6からDAY15までHMGフジ300を、DAY11からDAY14までGnRH拮抗剤を、DAY16に排卵を促すHCGを注射しました。DAY11に左右各2個ずつ全て15mmの卵胞があり、DAY14のE2が598、DAY15のE2が788で卵胞4つは全て20mmになっていました。DAY18に採卵予定でしたが、結局既に排卵済みで採卵できませんでした。医師からは通常HCGを注射してから36時間後くらいに排卵するはずなのに早くしてしまったようだと言われました。拮抗剤を最後に注射してから4日も経っているのが原因とは考えられないかと質問したところ、その可能性もあるとのことでした。
やっとこじつけた採卵でどうしてこんなことになってしまったのか釈然とせず、また同じようなことが起きる可能性があるかと思うと今後の治療が不安です。治療もまた2周期お休みしなければならないので、年齢のこともあり焦りも感じています。
また、今回大量の排卵誘発剤を使ったことで卵巣の機能が余計に低下してしまったのではないかと心配です。
私のように年齢が高く、排卵誘発剤を使っても少量の卵しかできない場合、完全自然周期の体外受精を行った方がよいのでしょうか?
長々と読みづらい文章で申し訳ございませんが宜しくお願いします。
アンタゴニスト法での採卵時に、すでに排卵済みだったとのこと。それは、たいへん残念でしたね。最後にアンタゴニストを注射されたのが Day14で、採卵予定日がDay18だったということですから、E2が上がるのを待つうちにLHサージが起きてしまった可能性もありそうですね。アンタゴニスト製剤の特徴は、即効性があり、使用を中止するとすぐに効き目が切れるところにあります。くわしくは、こちらを参照になってください。
http://ylc.jp/about/contents/treatment_1f.html
なお、卵巣刺激により卵巣機能そのものが落ちることはありませんので、その点はご心配なさらずホルモン剤の影響が消えるまで中2カ月しっかり卵巣を休ませてあげてください。今回も、うまくいっていれば4個採卵できていた可能性があるのですから、胚盤胞移植に挑戦しやすいよう、刺激周期で複数の胚を得る作戦のほうがいいと思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
YLCに出逢て本当によかったです。私は卵管がつまって体外受精をチャレンジしました。初めは不安でいっぱいでしたが、先生・看護士の方々にはげまされがんばってこれました。本日YLCを卒業です。不安で涙する事もあると思いますが、あきらめずがんばる事が大切だと思います。みな様にも桜が咲きますように。
©山下レディースクリニック