山下レディースクリニック
排卵誘発剤について
2007年12月11日
はじめまして。先生に質問があります。
ただいま排卵誘発剤を2錠服用し、HCGを打ったりしながら治療をしているものです。
ただいま治療をして4週期目に入るのですが、今回卵胞の大きさが以前より遅くなりました。今回、8日目で11.6mmです。
これは遅いほうなのでしょうか?
また、排卵誘発剤を飲み続けると効き目がなくなるかもしれないと思い不安です。
今までも排卵まではなんとかいくのですが黄体機能不全のようで
なかなか高温期が安定しません。
この先の治療法etcも是非アドバイスよろしくお願いします。
8日目で11.6ミリは、極端に遅いわけではありません。卵胞の成長スピードには個人差がありますので、あまり気になさらないほうがよいでしょう。
飲まれている排卵誘発剤は、クロミフェン製剤(クロミッド、セロフェンなど)ですか? 自然周期の場合は、卵胞が直径20ミリくらいになると排卵が起こりますが、クロミフェン製剤を飲んでいる場合は、おおよそ23〜24ミリと、もう少し大きくなってから排卵が起こります(30ミリ近くになることも)。排卵誘発効果が低くなるということではなく、副作用の観点からクロミフェンの服用は連続6カ月までにとどめたほうがよいでしょう。
高温期が安定しないというのは、期間が極端に短いという意味でしょうか? 本当に黄体補充が必要であれば、主治医の先生が処方してくださると思いますよ。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
©山下レディースクリニック